ご存知の通り2020年には東京オリンピックが開かれます。正直なところ2020年の東京オリンピックが、ファッション水着OEM生産にどれだけの影響があるか。
東京オリンピック用の水着関連商材は、さすがに発注が完了しているはずです。
オリンピック景気を見越して、企業がこれから2020年に向けてどのような商品のOEM生産発注をかけてくるのか、私も正直わかりません。
2020年販売に向けレディースファッション水着のOEM生産を考えているあなたへ、アドバイスをさせていただきます。
東京オリンピックの成功も大事、あなたのビジネスも大事です
工場のラインが取れない可能性があります
とにかく早めに水着OEM生産工場や会社に連絡をして、打ち合わせをしてください。
工場のラインを押さえることが、いつにも増して重要になります。ラインとはあなたの依頼品を生産する流れのことです。
万が一、ファッション水着をOEM生産する工場に例年にない規模の生産が直接入ってきた場合、1色300着くらいの小ロット生産は受けてもらえない可能性があります。
早めに相談して、早めに生産に入ってもらいましょう。
納期が想像以上に遅れる可能性があります
在庫を販売するギリギリの期間まで持ちたくない気持ちもわかります。支払いが発生しますし、置き場所の問題もありますから。
ですが、2020年販売の水着OEM生産では、納期を早めに設定して生産をかけてください。
特に中国生産の場合、日本へ輸入する際に何が起きるかわかりません。オリンピック関連の物流が同時期に大量に日本に来たら、日本の通関施設はパンクする可能性が高い。
沢山の店舗で販売する日を設定し、ギリギリに納品するように手配をしたら、間に合わない事態も想定されます。私だったら、その納品日設定では受けません。
余裕のある納期設定をおすすめします。
物流倉庫がパンクする可能性があります
今契約している物流倉庫と来季の話を詰めておいてください。せっかく納期を前倒しにして倉庫に入れたのに、店舗への発送が遅れる可能性があります。
今、日本の物流倉庫で問題になっていることがあります。それは・・・ 作業する人が足りない。
絶対数が足りないそうです。今までなら倉庫入庫後3日以内に各店舗に発送できていたのに、今では2週間かかる倉庫もあるとのこと。
御社が契約している物流倉庫は大丈夫ですか?2020年は世界中からものが入ってきます。対応できそうですか?必ず確認しておいてください。
国内配送が滞る可能性があります
オリンピック組織委員会は2018年8月、都内の道路混雑緩和のために「ネット通販利用自粛のお願い」を出しました。
配送会社の車両運行を少しでも減らして、主要道路の混雑を緩和したいとの狙いです。国内配送会社が自粛したらどうなるか。
店舗への輸送は言うまでもなく、ネット販売している方への影響も少なくありません。国内輸送問題を考慮して、生産枚数を考える必要があります。
追加生産のスケジュールもよく考えてください。